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中1「正の数・負の数(累乗 / 分配法則)」の復習をはじめから丁寧に!【問題あり】

中1「正の数・負の数( 累乗 / 分配法則 )」の復習をはじめから丁寧に!

それではスタートです。

 

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[作成者:おさむ]

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▼要点をまとめたい人にオススメ

 

・累乗とは

  • 同じ数をくり返しかけたもの
  • 表し方→Aᵇ (「 A を b 回かける」という意味)

例)2³ = 2 × 2 × 2 = 8

例)( - 2 )³ = ( - 2 ) × ( - 2 ) × ( - 2 ) = - 8

例)- 2³ = - 2 × 2 × 2 = - 8 

 

・分配法則

  • カッコの前にある数字をかっこ内部の項にかける

 

・分配法則(法則パターン)

  • A × ( B + C ) = A × B + A × C
  • A × ( B - C ) = A × B - A × C
  • A ÷ ( B + C ) = A ÷ B + A ÷ C
  • A ÷ ( B - C ) = A ÷ B - A ÷ C

 

 

 

 

正の数・負の数とは

簡単にいうと、数の表し方をより深く扱う単元です。

 

"負の数"の誕生の裏側も書いているので、正の数・負の数のことをしっかりと学びたいという人は、まとめているので参考に!

 

 

正の数・負の数( 累乗 / 分配法則 )

正の数・負の数では、四則計算と同じくらいに、「累乗」と「分配法則」の単元は非常に重要になります。

 

理由は、累乗や分配法則は、乗法(かけ算)と関係しているからです。

また今後の単元でも、当然のように出題されます!

 

ですので、しっかりと仕組みや言葉の意味を理解し、利用できるようにしましょう。

 

 

累乗

累乗は、同じ数をくり返しかけあわせたものです。

 

累乗が、どういうものか例を挙げてみましょう。

2³・・・「 2の3乗 」と読む

2を3回かけた「 2 × 2 × 2 」という意味

右上の小さい数字を"指数"と呼ぶ

 

指数は、高校数学で深くやります。

名前はいまのうちに覚えていきましょう。

 

 

それではいくつかのパターンに分けて考えてみましょう。

正の数の場合

2³・・・「 2の3乗 」と読む

→ 2を3回かけた「 2 × 2 × 2 」という意味

 

よって答えは、8 です。

 

正の数は、計算ミスさえしなければ問題ありません。

 

 

負の数の場合

負の数の場合、( - 2 )³  と - 2³ では意味が異なります。

しっかりと覚えましょう。

 

それぞれ分けて説明します。

( - 2 )³ の場合

( - 2 )³  ・・・「( - 2 ) × ( - 2 ) × ( - 2 )」という意味

→カッコに対して3乗をする!

 

( - 2 ) × ( - 2 ) × ( - 2 )

= 4 × ( - 2 )

= - 8

 

-2³ の場合

-2³ ・・・「 -2 × 2 × 2 」のこと

→ 2に対して3乗をする。負の符号は、フル無視!

 

-2 × 2 × 2

= ( - 2 ) × 2

= - 8

 

 

正の数と負の数の乗法・除法のやり方は下の記事から、確認できます。

 

 

分数の場合

( 2/3 )³  ・・・「 2/3 × 2/3 × 2/3 」という意味

→ 2/3 は「 3分の2 」と分数を表す

 

基本的に、正の数での累乗と計算方法は同じになります。

また、分数がマイナスであれば、負の数での累乗と計算方法は同じになります。

 

2/3 × 2/3 × 2/3

= 4/9 × 2/3

= 8/27

 

よって、答えは 8/27 です。

 

 

分配法則

以前まで、カッコのある式では、カッコ内を先に計算しました。

例)18 × ( 30 - 20 ) = 18 × 10 = 180・・・(以前まで) 

 

分配法則は、カッコのある式をより深く学習します。

 

 

分配法則

カッコの前にある数字をかっこ内部の項にそれぞれかける方法。

 

 

下の画像を見て、確認しましょう。

 

一方で、分配法則でかっこを外してから、計算したほうが計算しやすいこともあるのです!

 

 

パターンに分けて、例を挙げてみましょう。

分配法則を使うと

18 × ( 1/2 - 5/9 ) = 18 × 1/2 - 18 × 5/9

= 9 - 10

= - 1

 

分数は苦手!と思った方もいるのではないでしょうか。

 

そうしたときに分配法則をすれば、先に分数の通分計算をしなくとも導くことができるのです!

 

 

分配法則を"逆"に利用する

分配法則を"逆"に利用するというのはどういうことなのか。

例を挙げて確認しましょう。

 

25 × 196 - 25 × 96 = 25 × ( 196 - 96 )

= 25 × 100

= 2500

 

 

計算の結果が大きくなればなるほど、計算ミスが起こる確率は高くなります。

こうしたことを未然に防ぐ方法として、分配法則を逆に利用することは便利です。

 

 

 

問題に挑戦!全問正解まで復習

練習問題α:次の式を計算しなさい。

 

問題:3⁴ =

答え:81

 

問題:( - 2 )⁴ =

答え:16

 

問題:- 1⁶ =

答え:- 1

 

問題:( - 2 )⁴ + 5² =

答え:41

 

問題:4 × ( 12 - 5.5 )=

答え:26

 

問題:134 × 25 - 134 × 15 =

答え:1340

 

 

練習問題β:次の式を計算しなさい。

 

問題: 10³ - 10 × 60 =

答え:400

 

問題: - 6 ÷ ( 1/6 )² =

答え:- 216

 

問題:( - 2 )³ × 5² =

答え:- 200

 

問題:13² × 3 + 17 ÷ ( 1/13 )² =

答え:3380

 

問題:3 × 60 - 60 × 10 + 17 × 60 =

答え:600