勉強をおさむ

-今からでも学び直せる学習ブログ-

中1「正の数・負の数(乗法 / 除法)」の復習をはじめから丁寧に!【問題あり】

今回の単元は、「正の数・負の数(乗法/除法)」です。

どこよりも要点をまとめ、丁寧に解説!

 

このサイトは、以下の方にオススメ

こんな人のためにある!
  • 学習した内容を強化したい"中学生"
  • 学習した内容を強化したい"中学生"
  • 数学を学び直したい"高校生/大学生"や"社会人"

 

 

中1「正の数・負の数(乗法/除法)」の復習をはじめから丁寧に!

それではスタートです。

 

 

 

 

[作成者:おさむ]

個別塾の講師6年目
  • 2022年度第1志望校合格率 "84.2%" 達成!!
  • 総合型入試でも 合格率"8割以上"!

 

 

▼要点をまとめたい人にオススメ

 

・加法・減法とは

  • 乗法=「かけ算
  • 除法=「わり算

 

・式の文頭はカッコを外す

例) ( + 5 ) × 3 = + 5 × 3

例) ( - 5 ) ÷ ( - 3 ) = - 5 ÷ ( - 3 )

 

・乗法の法則

  • ( + 数字 ) × ( + 数字 ) = + 数字
  • ( + 数字 ) × ( - 数字 ) = - 数字
  • ( - 数字 ) × ( + 数字 ) = - 数字
  • ( - 数字 ) × ( - 数字 ) = + 数字

 

わからないときは、「A×B=B×A」を活用する!

 

・除法の法則

  • ( + 数字 ) ÷ ( + 数字 ) = + 数字
  • ( + 数字 ) ÷ ( - 数字 ) = - 数字
  • ( - 数字 ) ÷ ( + 数字 ) = - 数字
  • ( - 数字 ) ÷ ( - 数字 ) = + 数字

 

わからないときは、逆算を活用する!

 

 

 

 

正の数・負の数とは

簡単にいうと、数の表し方をより深く扱う単元です。

 

"負の数"の誕生の裏側も書いているので、正の数・負の数のことをしっかりと学びたいという人は、まとめているので参考に!

 

 

正の数・負の数(乗法/除法)



乗法・除法とは

乗法はかけ算のことです。

除法はわり算のことです。

 

 

中学から本格的にこの言葉をよく耳にします。

慣れていきましょう。

 

▼計算の別称

加法 = 「足し算」のこと

減法 = 「引き算」のこと

乗法 = 「かけ算」のこと

除法 = 「わり算」のこと

 

 

正の数・負の数(乗法・除法)

この単元を理解するには、いくつかの方法を活用し、計算結果を導くことで、さらに理解度が高くなるとおもいます!

 

例えば

  • 乗法なら、「A×B=B×A」の法則
  • 除法なら、逆算 など

 

[補足]「 A × B = B × A 」のイメージ

例えば、3 × 4 の答えは "12" ですよね。

一方で、4×3の答えはどうでしょう。"12"ですよね。

 

3 × 4 と 4 × 3 は同じ答えになるので、「 3 × 4 = 4 × 3 」とわかります。

 

 

乗法の計算パターン

正の数と正の数の乗法

例)( + 3 ) × ( + 5 ) = 3 × 5 = 15( もしくは  +15 )

 

解説

+3、+5 のような正の数は「3」、「5」と正の符号(プラス)を省略できます。

 

そのまま計算すると「 3 × 5 」とみたことがある式に変形できます。

 

答えは、15 です。

 

 

正の数と負の数の乗法【その1】

例)( - 3 ) × ( + 5 ) = - 3 × 5 = - 15

 

解説

+5 は「5」と省略してもOK。

-3  は、式の文頭なのでカッコを外せます。

 

式は「 - 3 × 5  」になります。

 

かけ算は"足し算を省略する"計算方法

例)3 × 5

足し算で表すと「 3 + 3 + 3 + 3 + 3 = 15 」

→ 3 を 5 回足すから「 3 × 5 」となる!

 

 

( - 3 ) × ( + 5 ) は、どうでしょう?

 

( - 3 ) × ( + 5 ) は「 - 3 × 5  」と表せました。

ですので、-3 を 5 回足していると分かります。

 

式を変形してみます。

- 3 × 5 = ( - 3 ) + ( - 3 ) + ( - 3 ) + ( - 3 ) + ( - 3 ) 

 

答えは、- 15 になります。

 

 

加法や減法のやり方は、ここから下のサイトで確認できます。

 

 

別解

- 3 × 5 の 3 × 5 を最初に計算し、「 15 」と出す。

負の符号(マイナス)をあとに付けて、答え『 - 15 』でもOK!

 

 

正の数と負の数の乗法【その2】

例)( + 3 ) × ( - 5 ) = 3 × ( - 5 ) = - 15

 

解説

式の文頭にある +3 は「3」と省略OK。

ここまで先ほどと同じ。式は「 3 × ( - 5 ) 」

 

でも「 3 × ( - 5 ) 」ってどうやって計算するんだ?

ここで役に立つのが、「A×B=B×A」という法則です!

 

この法則を使うと「 3 × ( - 5 ) 」は『 ( - 5 ) × 3 』と直すことができます!

 

 

正の数と負の数の加法【その1】と答えは同じになりますよね。

 

よって、答えは、- 15 です。

 

 

別解

少しかけ算について、解説していきます。

 

中学校からは、0 の下に "-1"、"-2"、"-3" と続きます。

 

つまり、視点を変えてみるとわかりやすい。

 

つまり、3 × 5 は 3 を 5 回足すことですが

3 × ( - 5 ) は 3 を 5 回引くことなのです!

 

答えは、-15 です。

 

 

負の数と負の数の乗法

例)( - 3 ) × ( - 5 ) = 15

 

解説

( - 3 ) × ( - 5 ) が 15?

 

もうわけ分からない!!

そんな声が聞こえてくるような…

 

それもそのはず、ここは中学生のほとんどが頭の上にに「?」が浮かんでいます。

 

要は、みんな頭を悩ます部分です。

 

ここの解説は、実は先ほどの『負の数と正の数の乗法』の延長になるので、改めて復習です。

 

( - 3 ) × ( + 5 ) は「 - 3 × 5 」と表せます。これは、- 3 を 5 回足しているとお伝えしました。

 

さて、3 × ( - 5 ) はどうでしたっけ?

3 を 5 回引くことでしたよね。

 

それでは、( - 3 ) × ( - 5 ) はどうでしょうか?

正解は、- 3 を 5 回引くことになるのです!

 

計算( - 3 を 5 回引く)

- ( - 3 )- ( - 3 )- ( - 3 )- ( - 3 )- ( - 3 )

= 3 + 3 + 3 + 3 + 3

= 15

 

 

これまた面白い。図で確認してみましょう!

 

 

ということで、正解は 15(もしくは + 15 )になります。

 

別解

負の数同士のかけ算は、マイナスになると覚えましょう!

( - 3 ) × ( - 5 ) の式を見たら、答えが「正の符号」になると思ってください。

 

あとは3×5の計算をするだけ!

よって、答えは 15(もしくは + 15 )

 

 

除法の計算パターン

正の数と正の数の除法

今回は、2つの式を使います

例1)( + 4 ) ÷ ( + 2 ) = 4 ÷ 2 = 2

例2)( + 5 ) ÷ ( + 3 ) = 5 ÷ 3 = 5/3

 

※「 5/3 」とは『 5 分の 3 』と言います。分数を「/(スラッシュ)」を用いて、表します。5 の位置が分子、3 の位置が分母です。

 

解説

2つの式全体を見たとき、+ 4、+ 2、+ 5、+ 3 は、「4」、「2」、「5」、「3」と正の符号(プラス)を省略してもOKでしたね。

 

式は「 4 ÷ 2 」、「 5 ÷ 3 」になります。

答えは、例1)が 2 で、例2)が 5/3 です。

 

 

正の数と負の数の除法【Part1】

例1)( - 4 ) ÷ ( + 2 ) = - 4 ÷ 2 = - 2

例2)( - 5 ) ÷ ( + 3 ) = - 5 ÷ 3 = - 5/3

 

解説

+2、+3 は 「 2 」、「 3 」と正の符号(プラス)を省略してOK。

そして、式の文頭である( - 4 )、( - 5 )はカッコを外していいというルールがありましたね。

 

式は「 - 4 ÷ 2 」、「 - 5 ÷ 3 」になります。

 

 

負の符号を用いた除法の計算は逆算を使いましょう!

例1)「- 4 ÷ 2 」を逆算すると

- 4 ÷ 2 は「 □ × 2 = - 4 」

 

□ = -2 ですね。

 

計算結果がマイナスになる時は、式が「 正の数 × 負の数 」と「 負の数 × 正の数 」の時でしたね。

 

例2)「 - 5 ÷ 3 」を逆算すると

ー5÷3は「 □ × 3 = -5」

こちらも同様です。

 

□ = - 5/3 ですね。

 

別解

「 - 4 ÷ 2 」も「 - 5 ÷ 3 」も、最初は『 4 ÷ 2 』、『 5 ÷ 3 』と計算してください。

 

最後は、計算結果にマイナスを付ければOK。

 

答えは -2、- 5/3 とそれぞれなります。

 

 

正の数と負の数の減法【Part2】

例1)( + 4 ) ÷ ( - 2 ) = 4 ÷ ( - 2 ) = - 2

例2)( + 5 ) ÷ ( - 3 ) = 5 ÷ ( - 3 ) = - 5/3

 

解説

+ 4、+ 5は、「4」、「5」と正の符号(プラス)を省略OK。

 

式は「 4 ÷ ( - 2 )」、「 5 ÷ ( - 3 ) 」になります。

 

こちらも逆算を使ってみましょう。

例1)「4 ÷ ( - 2 ) 」を逆算すると

4 ÷ ( - 2 ) は「 □ × ( - 2 ) = 4 」

 

□ = -2 ですね。

 

計算結果がプラスになる時は、式が「正の数×正の数」と「負の数×負の数」の時でしたね。

 

例2)「5 ÷ ( - 3 ) 」を逆算すると

5 ÷ ( - 3 ) は「 □ × ( - 3 ) = 5 」

 

□ = - 5/3 ですね。

 

 

別解

「 4 ÷ ( - 2 ) 」も「 5 ÷ ( - 3 ) 」も

最初は『 4 ÷ 2 』、『 5 ÷ 3 』と計算してください。

 

最後は、計算結果に負の符号を付ければOKです。

 

答えは-2、- 5/3です。

 

負の数と負の数の除法

例1)( - 4 ) ÷ ( - 2 ) = - 4 ÷ ( - 2 ) = 2

例2)( - 5 ) ÷ ( - 3 ) = - 5 ÷ ( - 3 ) = 5/3

 

解説

逆算で確認しましょう。

 

例1)「 ( - 4 ) ÷ ( - 2 ) 」を逆算すると

( - 4 ) ÷ ( - 2 ) は「 □ × ( - 2 ) = - 4 」

 

□ = 2 ですね。

 

結果がマイナスになる時は、「正の数×負の数」と「負の数×正の数」が式にある時でしたね。

 

例2)「 ( - 5 ) ÷ ( - 3 ) 」を逆算すると

( - 5 ) ÷ ( - 3 ) は「 □ × ( - 3 ) = - 5 」

 

□ = 5/3 ですね。

 

 

別解

負の数と負の数のかけ算でもやりましたが、答えは正の数です。

わり算でも同様につかます

 

「( - 4 ) ÷ ( - 2 ) 」も「( - 5 ) ÷ ( - 3 ) 」も、最初は『 4 ÷ 2 』、『 5 ÷ 3 』と計算してください。

 

最後は、計算結果に正の符号を付ければOK

 

答えは、それぞれ「2」、「5/3」です。

 

 

問題に挑戦!全問正解まで復習

練習問題α:次の式を計算しなさい。

>> 正の数が式の答えの場合、正の符号を省略せずに答えること。

 

問題: ( + 5 ) × ( + 10 ) =

答え: + 50

 

問題:( + 2) × ( - 5 ) =

答え: - 10

 

問題: ( - 4 ) × ( + 10 ) =

答え:- 40

 

問題:( - 5) × ( - 6 )=

答え:+ 30

 

問題:( + 10 ) ÷ ( + 5 )=

答え:+ 2

 

問題:( - 5 ) ÷ ( - 2 )=

答え:+ 5/2

 

問題:( + 10 ) × ( - 10 )=

答え:- 1

 

問題:( - 5) ÷ ( - 6 )=

答え:+ 5/6

 

 

練習問題β:次の式を計算しなさい。

>> 正の数が式の答えの場合、正の符号を省略せずに答えること。

 

問題: 10 × ( - 5 ) × ( - 3 ) =

答え:+ 150

 

問題:( - 6 ) ÷ ( - 3 ) × 3 =

答え:+ 4

 

問題:- 10 × ( - 10 ) × ( - 2 ) =

答え:- 200

 

問題: - 3 + 100 + ( - 50 ) =

答え:- 5

 

問題: 2.5 + 90 × 1/3 =

答え:+ 30.5

 

問題:-19 × 2 × 1/2 =

答え:- 19

 

問題: - 12.5 - 3.5 × ( + 5.5 ) = 

答え:- 31.75